医療費控除


医療費控除

医療費控除というのは、かかった医療費の一部を税金から控除することです。

病気や怪我をすると、病院にかかりますね。ちょっとした風邪くらいならたいした金額はかかりませんが、重い病気や怪我などで年間にかかる医療費が10万円を超える場合があります。 そういうときに、医療費の控除が受けられるのです。医療費の控除額は、所得金額が1195万円以上、330万円未満の方の場合かかった医療費(家族全員の医療費を合わせたもの)から10万円(所得が200万円以下の場合、その所得金額の5%)を差し引いた残りの残額の10%(所得金額によりこの利率は変わります)が税金から還元されます。

―所得金額と利率―

195万円以下 5%
195万円以上330万円未満 10%
330万円以上695万円未満 20%
695万円以上900万円未満 23%
900万円以上1800万円未満 33%
1800万円以上 40%

年収700万円で矯正治療に50万かかり、そのほかの家族の医療費を合計すると、

80万円の場合
控除金額=(800.000-100.000)*23/100=161000
この金額が確定申告をすれば返還されます。
また、翌年の地方税の減免対象にもなりますから、二重にお得です。ただし、これには条件があります。歯科関係ではポーセレン冠、ゴールド冠、未成年の歯科矯正治療、通院のためのタクシー代等が対象となります。これはお金をもらうのではなく、納めた税金を返してもらうのですから、それ以上の税金を払っている人が対象です。詳しくは、下記の国税局HPか検索サイトでお調べください。

詳細は国税局の下記HPで検索ください

http://www.nta.go.jp/index.htm