平均寿命と健康寿命という言葉を最近よく耳にします。この両者をいかに近づけるか、生きるに値する命の時間をどのようにして長くするかという問題に、私たち歯科医は歯ブラシで答えます。
先日の某NHKの放送で口腔衛生と心疾患、糖尿病との関係を特集していました。また近年誤嚥性肺炎がご老人の死亡率の上位になっています。この事実を一般の方によりよく理解していただいて、お口の衛生環境のセルフマネージメントの向上とその維持の為に定期的な歯科検診を強くお勧めします。
最も経済的に安くて痛くない、そして最も効果的な処置が予防処置です。むし歯が無ければ歯ブラシの練習をして歯石を取って終わりですし、もしあったとしても浅いむし歯ですから一回で痛みもなく終わります。ぜひお近くの歯医者さんに行って定期的に歯科的チェックを受けてください。