1)ホワイトニング
ⅰ)歯の漂白(ホームブリーチング)
上下の顎に専用の個人トレーを製作して過酸化水素系の薬剤を作用させて、歯面についた着色物質を漂白します。しかし時間が経過すると通常生活の中でコーヒー、お茶、たばこ等の影響で再び着色してきます。そのために半年に一度薬剤を作用させて漂白したほうがいいと思います。そのため、当院では薬剤のみの販売もしております。当院ではオフィスブリーチングは行っておりません。
ⅱ)失活歯の歯内漂白
歯の神経を取ったままにしておくと、歯の色が変わる場合があります。その際は、歯の中から酸化水素系の薬剤を作用させて、歯についた着色物質を漂白します。これは一度漂白すると経時的に変化はありません。
2)焼付けポーセレン冠、ジルコニア(CADCAM冠)ヒューマンブリッジ
ⅰ)ポーセレン冠
七宝焼きの原理で金属冠のフレームに歯冠を作製します。使用金属は貴金属の白金加金(PtG)になります。そのため使用量の多いダミーは高額になります。
ⅱ)ジルコニア(CADCAM冠)
最近急速に発達したCAD-CAMシステムによりジルコニアブロックからの削り出しで作製します。強度があり大臼歯部にもつかえ、メタルフリーですから金属アレルギーの方も安心です。ジルコニアでフレームを作りポーセレンで歯冠部をつくる場合はより審美性が良くなります。下記に当院の1例をあげます。
ⅲ)ヒューマンブリッジ
歯の無い部分の前後の歯をほとんど削ることなく欠損部を補綴することができる新しい技術です。
3)ミラクルデンチャー
大阪の中川瑛雄先生が考案し特許取得した方法で作製した、金属を使わないメタルフリーのミラクルフィット義歯、金属で補強したレジン床のミラクルフィット義歯、そして金属床を用いて強度と耐久性を高めた口腔内にフィットするミラクルデンチャー義歯があります。コバルトクロム(CoCr)と貴金属の白金加金(PtG)から使用金属を選べます。
このミラクルデンチャーは西胆振地区では当院だけが作製依頼できる義歯になります。すべて中川先生が設計監修して大阪のミラクルラボで製作しています。この義歯の特徴は義歯を支える金属が目立たないこと、違和感が少ないこと、初めて入れ歯を使う方にも十分受け入れられるものと確信しています。
4)金属床義歯
すべて自費治療です。